役柱を製材しました。
「役」とは、節のない材料のことです。
下草刈り、丁寧な枝打ち、間伐
少しでも手入れを怠ればこのような綺麗な柱は取れません。山主さんが手塩にかけて育ててきた天竜檜です。
さて、ここからはフジイチの仕事。
台車マンが丸太の向きを1本づつ丁寧に見て挽いていきます。向きを誤ると曲がったり捻ったりしてしまうので、時間をかけて見極めます。
挽いて終わりではなく、乾燥による化粧面のヒビ割れを防ぐために割れ止めのボンドを塗ります。
もちろん、挽いてすぐ使える訳ではありません。天竜檜本来の香りと粘りを最大限に活かすため、人工乾燥はせず、天然乾燥します。
皆さまの手元に届くのはここから1年以上先。山と製材、多くの時間と手をかけて作られるのが役柱なのです。
(枝打ちの跡が中心にかなり近いことが分かります。山主さんがコマメに手をかけてきた証です。)
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