天竜区の製材会社、フジイチにて
なにやら真っ黒い木材?!が製材されています・・・
さて・・・何に使うのでしょう?
材料の木口を見てみると、
・・・バーコードを発見!
どうやら、「製材日時」や「材料の寸法」や、
他にも、樹種(スギ)、材種(平角)、品質(特一)など
この真っ黒い木材の情報が記載されているようです。
この木材は、どうやら平角として住宅の梁・桁につかう部材の様です。
でも、こんな真っ黒じゃあ使えないよ~・・・
と、お思いの方もいらっしゃるかもしれませんが
この後、この木材、変貌をとげます!!
「なんということでしょう!」
あの真っ黒だった木材が、
≪修正挽き≫されることによって、
きれいな≪赤身≫を帯びた木材に生まれ変わりました!
天然乾燥材を使用している現場↓↓ この写真にうつっているのが主に梁・桁。
あの真っ黒だった木材が、やさしい色になるんですね~!!!
ではこの変貌を遂げた天然乾燥材について、少しご紹介~!
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◎どんな木材?
天然乾燥材は、自然の光や風の力で外でゆっくり乾燥させた木材。
一年以上かかるので使う頃には外側は真っ黒。
ですが、製材すると、スギの自然な赤身が出てきます。
◎良いところ
高温の熱も与えないので、木の持つ油分も失われず、細胞の破壊も抑えられると言われます。
生きている状態に近いまま、木を使えると考えられます。
◎割れがあると使えない?
程度問題もありますが、問題ありません。
天然乾燥材は下の写真のように外側に割れが入ります。
(木材は芯に近い部分と丸太の外側だった部分とでは乾燥した時の
収縮率が違うので、割れが生まれるのです。)
このワレ、気になる方も多いかもしれませんが、
強度への問題はないという研究結果があります。
↓↓ 研究内容についてはココをクリック!!
木材の乾燥方法は
機械で管理することで安定性の高いところまで含水率を下げる
人工乾燥と、
今回ご紹介した、天然乾燥
2種類があります。
天然乾燥は在庫管理が難しく、
なかなか注文すべてに応える事が難しい材料ですが、
知っておいてほしい、昔から行われてきた乾燥方法です。
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